
マンションでフローリングを張替えるときには、管理組合で定められた規約に合ったものにする必要があります。
特に遮音性能の部分を押さえておかないと、リフォームの許可が下りず計画が大きく狂ってしまうこともあります。
ここでは、マンションでフローリングを張り替えるときに知っておくべきことをご紹介していきます。
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1.マンションで使えるフローリングを知る
ほとんどのマンションでは遮音性能のあるフローリングにすることという規定があります。
フローリングの遮音性能には等級があるので、自分の住んでいるマンションが何等級以上のものを使わなくてはいけないのかを、知っておく必要があります。
まずは管理規約を確認してみましょう。
わからなかったら管理会社に聞けば教えてくれます。
2.フローリングの遮音性能(LL)とは?
マンションで指定されるフローリングの遮音性能では、よくLL-45とかLL-40といった表示がされていますが、これは軽量床衝撃音の数値で、数値が少ないほど性能が高くなります。
軽量床衝撃音とは「スプーンとか、なにか硬いものを落した時のような音」のことです。
マンションで一番普及しているのはLL-45で各メーカーの防音フローリングとして主流を占めています。
LL-40になると、普及率が少なくなる分価格が高くなり、メーカーによっては種類や色数も限られたりしてきます。
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3.工事の前の準備
さて、規定通りのフローリング材も決まり、工務店との契約も済ませたらマンションの管理組合にリフォーム申請書を提出します。
そこに工事内容とフローリングの品番とLL値を明記して、工事をする部屋の両隣、上下階の部屋の住人に同意書をもらって最後は理事長に判をもらいます。
他に図面や工程表、掲示用のチラシ等必要な書類をそろえて管理人さんに提出します。
このあたりのことは工務店の担当者がやってくれますが、工事をスムーズに進めるためには本人も挨拶しておくといいでしょう。
マンションによっては申請してから着工まで1カ月以上待たなければいけないところもあります。
リフォームの計画は余裕を持って行うようにしましょう。
まとめ
マンションでフローリングの張り替えをするということは、遮音性能に制約がかかることから選択肢が狭まり、なかなか思うようなリフォームにならないことがあります。
しかし集合住宅である以上、お互いに気持ち良く住まうためにはこのようなるルールをきちんと守っていかなければなりません。
マンションのフローリングを貼りかえる時には事前にこれらのことを理解しておくようにしましょう。
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