
押入れの中や玄関まわりなど湿気がたまりやすいところをよ〜く見ると…
カビが生えていて悲鳴を上げた!なんてこともよく聞きます。
実は現在、私の住む古民家も床下の水はけが悪く
梅雨の時期に長期出張で部屋を閉めきったまま帰宅すると
カビが…なんてこと実際に経験しています。
今回は私が家具の専門家として家具のカビを取り除く方法と
その際の注意点・そしてカビ対策についてお話します。
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目次
1.ハンドモップや掃除機でホコリを取る
出典 アメリカンツールズドットネット
http://makitakougu.shop-pro.jp/?pid=83511538
玄関収納や押し入れ収納などを大掃除の時に
動かしてみると背板にカビが…というケースは多くあります。
それを放置していると衣類や口にもカビが生えるし悪臭も移ります。
臭い対策は5でお話しますので除去する方法から解説します。
まずは、カビの周りの埃を掃除機やハンドモップで取り除きましょう。
ホコリが付いたままだとカビを拭き取る時にこすりつけてしまって
家具を汚してしまいますし、埃もカビの原因ですのでこの際全て綺麗にします。
吸引力がありノズルがついた掃除機だと隅々まで埃を取ることができます
2.カビをこする・中性洗剤などで拭き取る
歯ブラシや紙やすりなどでカビをこすり落とす、
もしくは、中性洗剤を直接かけずに雑巾に吹き付けて固く絞りカビの部分を拭き取ります。
この際に、ガンコなカビの場合は市販のカビ取り洗剤を使う方法もありますが
6の注意点と合わせて材料に問題がなければ取り入れてください。
拭きとったあとは乾いた雑巾で拭き取り仕上げをしましょう。
3.風通しの良い所で乾かす
掃除をして少しでも湿気が残っているとまたカビが生える原因にもなりますので
必ず風通しの良い所で乾燥をさせてから収納物をしまうようにしてください。
この際に、天日干しというケースも有りますが材料によっては変色したり反りが出ることもありますので
ご注意ください。
風通しの良い場所で乾燥させることで消臭効果も生まれます。
4.防カビのワックスや塗料を塗布する
カビを取り除いたあとに、カビ防止のワックスを塗布したり塗料でカビを防止すると
カビの再発率が低くなります。
この際にも換気を忘れないようにしてください。
ただし、6の注意点に記載のように材料によってはこの処置はできませんので次にカビを防ぐ対策についてお話します。
5.湿気対策をしてカビと臭いの両方を防ぐ
玄関や押し入れにカビが発生しやすい原因は、外の気温と室内の気温の差があるために結露が生じやすく
その結露によってカビも増殖しやすいからです。
よく間取りを見てみるとカビが生えやすい押入れなどは
外壁に面していること、もしくは風通しの悪いところが多いかと思います。
そういった間取り自体は変え難いので湿気対策をすることが大事です。
簡単にできる対策は
・湿気除去剤を購入する
・押入れの場合はすのこ板などを床だけでなく壁面にも使う
・備長炭などの炭や重曹やひのきチップなどをティーバックなどに入れて置く
・家具を床に直接置かずキャスターや脚をつける
・家具を壁面にピッタリ置かず3-5cmほど隙間を開けて設置する
・家具の背板に空気孔を開けたり扉もルーバーやパンチング扉にする
・換気を定期的にする(窓を開ける・換気扇を回す)
備長炭や重曹やひのきチップなどは消臭効果もあります。
既存の家具の場合はDIYでキャスターを取り付けたり
背板に穴を開けたりすることも可能であれば取り入れましょう
参考記事 100均DIY・ホールソーを使って穴を開けよう
⇒ http://xn--gmqp0e23nml2b.jp/diy/diyschool/electric-tools/hallsaw/
6.家具のカビを落とす・防ぐ際の注意点
家具のカビを落とす作業をする際には換気を良くしましょう。
ここで注意点ですが、家具と言っても材質が色々あります。
カラーボックスなどのフラッシュ家具は表面材がプリント化粧板といって
木目をプリントした紙が貼ってある材料が主流です。
木目になっている家具といえば木材と思ってしまいがちですが
そういう材料は、水には弱いので洗剤などを使うと変色や剥がれが起きますし
ヤスリで削ったりすると化粧紙が剥がれて下地が見えてしまいます。
ですから、そういう場合には基本的に乾拭き、もしくは固く絞った雑巾で拭き取り乾燥を徹底的にするなど
水を極力使わないようにしましょう。
塗料やワックスもできないことが多いです。
その他無垢材の場合でも塗料が剥がれ落ちて色ムラができたりします。
そういったことも想定しながら見えにくいところで試し拭きをしたりと
それぞれお持ちの家具を確認しながらカビ取り除去を行ってください。
まとめ
今回は、DIYとは少し離れましたが読者さんのリクエストも兼ねて家具のカビ対策についてお話しました。
家具という一括りにしてしまうと全てに通用すると思いがちですが
個人個人お持ちの家具の材料の違いでお手入れの方法が若干変わります。
ただ、カビ防止対策としましては
換気を良くする・埃をまめに取る・床や壁に直接置かない
など共通していますので取り入れてくださいね。
またリクエストもお持ちしております。
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