
組み立て家具は初心者の方でも素人の方でも
自宅で組み立てる事ができるように、穴などをきつめにせず
穴や溝にスムーズにはめれるように少しゆとりを持って製造されます。
その為に工場で職人がキッチリ組んだ完成品家具を購入するよりもグラグラした仕上がりになってしまいます。
前回組み立て家具の選び方と注意点を記載しましたが
今回は組み立て家具のぐらつきをしっかり止める方法についてお話します。
前回の記事を読んでいない方は「組み立て家具でセミDIYをする際の注意点と選び方」参照。
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1.背板の溝にボンドを入れる
日本製の組み立て家具の本棚や下駄箱などは家具の背面の板(背板)は
2.5mmの板を使い本体に約3mm程の溝をついてそこに差し込むタイプが多いです。
(※補足 4mmの板のときも有ります)
その溝も少しゆとりがあるために、木工用ボンドを入れてから背板を差込み
直角をキープしながら固まるまで触らずに待ちます。
乾いてから設置場所に動かします。
そうすることでグラグラしなくなります。
ただし、この場合はボンドで固める為、引越しや退去の際に家具をバラすことはできませんので
荷物を搬出する時に完成品のままで問題ないか確認をして下さい。
2.金物で補強する
2-1.コーナー型の金物で直角を連結する
ホームセンターなどで売っているコーナー型の薄い金物を
天板と側板、もしくは底板と側板を連結する事により
横揺れによるぐらつきを軽減する事ができます。
2-2.T字型の金物で棚板と側板を連結する
コーナー型と同様、側板と棚板をT字型の金物で連結する事により
横揺れのぐらつきを防ぐ事ができ、棚板を支える強度も増します。
2-3.背板止め金物を使う
背板の溝にボンドを入れ無い場合には背板止め金物(プラスチック製が多いですが)を
背板の溝と背板の間に薄い爪を差し込んで写真のようにネジで取り付けます。
こうする事で背板ががっちりとするので棚本体がグラグラするのを防ぐ事ができます
3.壁面にネジで固定をする
思い切って家具本体を壁に固定するという方法もあります。
ただし賃貸の場合は、壁に穴があいてしまうことや
模様替えを頻繁にする方については不向きです。
どうしても壁に固定したい場合にはビスの穴を隠す
パテなどの壁補修材で傷を目立たなくする工夫も知っておくと良いです。
壁面にネジで固定する場合には家具の下地と壁面の下地を確認し、
・下地があるところで固定する
・もしくは下地が無い場合は下地を追加する
・石膏ボード用のネジ、コンクリート用のネジを使う
など、少しDIYの域になりますが下地に合わせてネジを選び取りつけましょう。
まとめ
以上が組み立て家具の補強方法についてでした。
買ったままで組み立てて補強をしない場合、背の高い本棚や食器棚は
重いものを床に近いほうに収納し、高いほうには軽いものを収納してください。
高いほうが重いと不安定になって転倒してしまう恐れもあります。
転倒を防止したい場合はL金物や天井つっぱり棒などを使い家具本体と壁を固定します。
金物は100円ショップやホームセンターなど身近なお店で入手できるので
今既存の家具も補強したいなという場合にもお役立て下さい。
質問や相談などもお受けしております。
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