
リフォームの中でもクロスの張り替えは特に、部屋の中が明るくきれいになったことを実感できる工事です。
見積もりを出してもらって日程を決めると、いよいよ壁紙選びになります。
でも、いきなり分厚い見本帳を渡されても、どうやって選んだらいいのか途方にくれる人も少なくありません。
今回は壁紙選びに役立つ情報をご紹介します。
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1.壁紙の種類
①量産品クロス
国内の各メーカーで必ず用意しているベーシックな色柄を中心としたバリエーションです。
基本的な機能としては、準不燃であるということと、防かびであるということです。
安価で何年たっても継続していく定番品が多いので、賃貸物件によく使われています。
②1000番クロス
カラーの施工写真が満載の豪華な見本帳にあるのが、一般的に1000番台と言われているクロスです。
色や柄の種類が多く、そして機能性を備えたクロスもあります。
また、量産品のクロスに比べると強度もあるということです。
材料の価格は量産品より高くなりますが、イメージにあったクロスを探すならこの中から選ぶのがいいでしょう。
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③輸入クロス
アメリカやヨーロッパから輸入したクロスです。
国産品に比べると価格はぐっと高くなります。
通常の日本のクロスは幅が90cm程度で1m単位の発注ができますが、輸入クロスの多くは幅が50cm位で1巻(10m)単位での発注になります。
個性的なデザインが多いので、部分的にアクセントとして使うとインパクトのある空間になります。
輸入クロスを選ぶときに注意したいのが素材です。
日本の壁紙はビニールクロスと言われていて素材は塩化ビニールのものが中心ですが、輸入クロスの素材は多岐にわたります。
紙や天然素材等、材質によって施工費が高くなることもあるので注意しましょう。
また、海外取り寄せ品の場合、届くまで1カ月以上かかる場合もありますので、これも注意が必要ですね。
2.キッチンには汚れ防止クロスがお薦め
機能性壁紙のひとつ、汚れ防止の壁紙は表面に薄いフィルムが貼られているので、付いた汚れが落としやすいというものです。
油や醤油が飛びやすいキッチンには特にお薦めです。
よく、汚れがつかないのですか?と聞かれることがあるのですが、これは汚れがついても落しやすいと理解した方がいいと思います。
実際よく落ちます。
またフィルムが貼ってあることにより表面が強化されているので、汚れを落とすときにブラシでこすっても大丈夫です。
まとめ
一般の人にとって自宅のクロスを張り替えるということは一大イベントです。
壁紙を選ぶときにどうしてもイメージが浮かばなければ、メーカーのショールームに足を運んでできるだけ多くの壁紙に触れてください。
同じように見えていたベーシックなものでも微妙な色合いの違いや風合いの違いがわかるようになると、方向性が見えてきます。
はっきりとしたイメージを持って選んだ壁紙は、きっと満足度の高いものになることでしょう。
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