
新築マンションや、戸建てを購入した当初は、何もかもが新しくて気持ちがいいものです。
しかし「住宅」というのは住み始めたその日から中古となり、家電と同じく住宅設備も劣化していくものです。
中でも給湯器は思いがけないタイミングで交換を迫られる設備の一つです。
必ずやってくる「その日」に備えて心の準備をしていてください。
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1. 突然お湯が出なくなる給湯器
給湯器の耐用年数は10年前後と言われています。
故障した場合、部品があれば修理できることもありますが、それなりに費用もかかるし、また故障部分が治っても今度はほかの部分が故障する可能性もあるので、10年前後経っている給湯器であれば交換した方が懸命です。
理由としては、給湯器がダメになると、あるとき突然お湯が出なくなる!という事態になることが想定されるからです。
冬の寒い日にお風呂で暖まろうとしたら水しか出ない、なんてあまり想像したくないですよね?
聞くところによると給湯器の故障は冬場が多いそうです。
やはり、お湯を使う量がグンと増えるからでしょうか。
大晦日や元日は勘弁してほしいですね。
2.給湯器交換の見積もりを取ってみよう
突然お湯が出なくなるとは言っても、そうなる前には何かしらの予兆があるものです。
なんだか最近お湯になるのが遅いなとか、お湯はりが設定通りにできないとか感じるようになったらそろそろ給湯器の交換を覚悟してください。
どこで交換工事をするか、前もって見積もりを取っておくといいでしょう。
まだ壊れていないうちに情報を集めて準備をしておけば、いざという時でも慌てることなく対処できます。
3.見積もり依頼をするときに準備するもの
複数の施工店に見積もりを依頼して比較してみたいときには、写真などの資料があればわざわざ家まで来てもらわなくても、金額を出してもらうことができます。
① いま付いている給湯器の品番と製造年
給湯器の品番を聞くと、よくリモコンの品番を言う人がいますがそれではわかりません。
給湯器は大体屋外に設置されています。
マンションであればベランダや玄関付近にある鉄扉の中のパイプスペース(PS)にあります。
パイプスペースの中にある場合は扉を開けるのも手間なので、管理人さんに聞いてみるといいでしょう。
② 設置状況の写真を撮る
給湯器は配管を隠すカバーを付けると配管カバーの金額がプラスされます。
配管の状況がわかる写真を送ると業者さんにとっても安心できます。
追い炊きがあれば、浴槽の循環金具の写真も添えるといいでしょう。
まとめ
給湯器は住宅設備の中でもなくてはならない重要な機器ですが、故障して初めてその存在に気付くという人が少なくありません。
給湯器の交換にはまとまった費用がかかります。
10年経ったら給湯器の交換時期だと思って日頃から準備しておきましょう。
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