
6月になりましたね。もうすぐ楽しい夏がやってきますが、その前に、梅雨があります。
都会ぐらしの方には無縁かもしれませんが、最近では田舎に移住をし古民家をリフォーム&DIYをしたい方も増えています。
私も古民家に住んで5年ですが、冬は寒く夏は暑く、そして梅雨はムカデが…ムカデを見つけた日には足がガクガク震え胸が締め付けられ家の中から出て行くことが確認できないかぎり眠ることも出来ません。
そんな私が様々な古民家ムカデ対策をやってきた事例の中で5つほどピックアップします。
DIYのノウハウとは少し違いますが、ムカデは住まいの深い悩みですのでこれから古民家DIYでムカデ対策をされる方の参考になればと思います。
見つけたら殺虫剤でシューッとして終わり…ではなく、まずムカデが入ってこないためにどうすればよいかから、最悪出てきてしまった時を順序立てています。
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目次
1.ムカデ侵入防止対策 忌避剤や木酢液で進入路を防ぐ
まずムカデが入ってこないようにすることが大事です。
一番オーソドックスなムカデ侵入防止対策は、白い粉になった忌避剤を暖かくなる前から定期的に家の周りに散布することですが、ペットがいる家ではペットが舐めたり口に入れたりして危ないので使わない方もいます。
私の場合、忌避剤を撒いても、錠剤を置いても何をしても結局はどこからか入ってきますので忌避剤は気休め程度としか考えていませんでした。
しかし、ムカデ対策で悩んだ時に田舎のご近所さんに相談すると、忌避剤を撒いておけばマシになると言われていますし入って来ないという人もいます。
要は効果がある人もいるし、ない人もいる、家の作りやすき間、風通しの良さや近隣環境によって全く異なると思われます。
うちの場合は『気休め』です。
2.ムカデ駆除対策 ムカデ専用のバルサンを焚く
忌避剤でも侵入してくるのであれば出て行ってもらって侵入路を絶たねばっと思い、ネットで調べた所バルサンでゴキブリなど、ムカデが餌として好む害虫を駆除をしながらムカデも駆除をすると良いとあったのでバルサンを焚きました。
最初は近くに普通のバルサンしか販売されていなかったので、例年は普通の「のみやゴキブリ用」のバルサンを使用していましたが、ネットでムカデなど嫌な虫専用のバルサンを見つけたので早速それを購入して実施して、これを書いた今、約1週間経過しましたが、ムカデは出てきていません。
もちろん今までも何度もバルサンを焚いても侵入されてきたので、まだ彼らの猛威に気を抜いてはいません。
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3.古民家のサッシや床、天井のすき間を埋める
やっとここでちょっとDIYらしい記事になりますが、今年はなぜか近所の花が咲くのも早く、毛虫なども大量に発生し、そしてムカデも例年より出現率が高いのです。
科学的根拠はわかりませんが今年はムカデの当たり年…っと勝手に思っていて原因を考えるけどまだつかめません。
近所に道路ができたことをキッカケに地盤の揺れがひどくなったためか、最初よりも気がつけばサッシの隙間が開いていたり、気が付かなかったのか床と柱のすき間が開いていたり、とすき間が目立つようになりました。
ムカデなど専用のバルサンを焚いてムカデを一瞬でも外に出した後、あらゆるすき間を新聞紙や隙間テープ、スポンジなどで埋めました。
入居時だけでなく定期的に行ったほうが良いです。
ムカデはほんの数ミリのすき間でも入るので、生活していくうちに室温と外気温の差や、乾燥や湿気ですき間ができている場合もあります。
私の場合、コーキングだと見た目が損なわれる感じがするのと個人的に好きでは無いのででコーキングをするのは辞めましたが、今は濃いブラウンのコーキングなどもあるので隙間を埋める方法の一つです。
4.ムカデ防止対策 蚊取り線香を焚く・ハッカ油を散布する
もちろんそんなことだけでムカデがはいってこないなんてまだ信じられないので、(5年も戦えばある程度彼らの強さを認識している)私の場合、まず様々な虫よけをするために蚊取り線香を窓の近くやキッチン、玄関土間で焚いています。
更にハッカ油が虫除け効果もあるということでハッカ油を自作してハッカ油での拭き掃除、外壁に散布、窓枠や侵入口らしき場所に散布をしムカデの侵入防止をしています。
今のところハッカ油を始めてからはムカデや他の虫の侵入はありません。
ただ、これももしかするとバルサンの効果があるだけかもしれないのでもう少し継続的にしていこうと思います
参考記事 古民家ムカデ対策&忌避にハッカ油が効果あるかお試し
⇒ http://xn--gmqp0e23nml2b.jp/hakka-2-5405
5.ムカデを見つけたら…熱湯で駆除するのが一番効果的
あらゆるムカデ対策をしても出てくることは当然あります。
私は様々な対策を施したので、今回のハッカ油で絶対に大丈夫だとはまだ思い込めていません。
ムカデが室内に出てきた時、今までは殺虫剤を使っていました。
それがなかなか効かず、室内に防虫剤を振りまくことに違和感もあり、さらに殺虫剤を掛けても逃げられた日には憂鬱になることも。
トングで掴んで踏み潰すとかトングで掴んでコンロで焼くなど、いろんなことを言われましたが、トングで掴んでおくこと自体が怖いですよね。うまくつかめないと逃がしてしまう…そこで知ったのが熱湯です。
熱湯をかけるだけで殺虫剤よりも即効性が高く、駆除できます。
しかし、これが畳やフローリングの上だと拭き掃除をしないといけませんし、熱湯をかけることで傷んでしまうこともあり、そこが難点でした。
しかし、最近はちょっと勇気が出てきたのか、熱湯をバケツに準備する⇒ムカデをホウキなどでバケツに落下させる、もしくはフタ付きのちりとりにホウキで入れて熱湯にポイする。(この時ちりとりのすき間から逃げられることもあるので慎重に)
最初は怖くて逃がしてしまうこともありました。その時は殺虫剤で少し弱らせてから熱湯に入れることも出来ますが、その際に、ガスで湯を沸かしている時にスプレーはしないこと。殺虫剤のガスで危険です。
ですから慌てず、まず湯を沸かし、ガスを止めて熱湯を準備してから殺虫剤を使うようにして下さい。
ムカデは刺激を与えない時はゆっくりしています。
人間が慌ててしまうのでムカデも慌てるのでゴキブリと違って飛ばないと言い聞かせ落ち着いて落ち着いて下さい。(といってもこの境地にたどり着くまでに5年かかりましたが…)
6.まとめ
ムカデ対策は様々ないわれがあり、正解は住まいの状況や周辺環境等によっても変わり、私自身も未だ完璧な正解は見つかっていませんので進行中です。
殺虫剤や忌避剤を使って古民家のムカデの駆除や侵入防止対策が一番簡単ではありますが、赤ちゃんがいたり、ペットが居ると、薬を使いたくありませんよね。
私自身自分でも殺虫剤をばらまいた後の部屋にいるのは気持ちが悪かったです。
個人的に辿り着いた答えは、ハッカ油散布と熱湯駆除。
そしてすき間防止のDIYをすること、換気を良くすることです。
新築で建てる場合は床下のことや使う家の材料をヒノキにするとか床下換気をバッチリする、家のすき間を完璧にする、ムカデがよじ登れないようにするとかいろんなことが考えれます。
しかし、古民家で既存の建物の場合は自分でDIYしながら考えないといけない上に、周りの自然環境との付き合いでどうしても防止しきれないこともあります。
ムカデ対策はかなりやって失敗と検証をきたので1ページでは書ききれませんが夢の田舎暮らしの古民家生活、快適に暮らすために少し参考になれば良いなと思います。
家具作りのDIYとは離れた記事になりましたが、古民家暮らしや田舎暮らしに憧れる方が私のブログに虫対策について相談してくださることもよくあるので、こちらにも記載いたしました。
都会暮らしでムカデと無縁な方には関係ない記事でしたがご了承下さいませ。
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