
リフォーム工事を頼んだときに、職人さんへのお茶出しはどうすればいいの?という相談をされることがよくあります。
今回はリフォーム業者の立場から、いくつかの例を交えてそんな疑問のヒントになれればいいなと思います。
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目次
1.職人さんの休憩タイム
職人さんは基本的に10時と3時に休憩を取ります。
そのときには誰かが自販機やコンビニで買ってきます。
大体缶コーヒーとかお茶、また意外にコーラとかジュースも人気があります。
職人さんは働いているときは一時も休まず、危険な作業もあるのでずっと集中している状態です。
だから、この休憩タイムというのはとても大事なのです。
休憩タイムの職人さんを観察すると、煙草を吸ったり、スマホをいじったり、最近ではタブレットを持っている職人さんもいたりして思い思いにリラックスした様子で休んでいます。
2. 在宅でリフォーム、お茶の用意はした方がいい?
住みながらのリフォームのときに、お茶はいつ出したらいいかと聞かれることがありますが、そんなときは「全く気になさらなくていいですよ」とリフォームの営業はいいます。
しかし、リフォームの営業はずっといるわけでなく作業が始まったら出て行ってしまいます。
残されたのは職人さんとあなただけ。
頃合いをみてペットボトルのお茶とか缶コーヒー等を渡すのもいいでしょう。
その場で飲んでくれなくても気にすることはありません。
お茶を手渡す→「ありがとう」が返ってくる。
このやりとりが職人さんとのコミュニケーションになるのです。
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3.他の人はどうしてる?
いろいろなお宅にあがっていろいろな人の生活に触れることが多いのがリフォーム業者です。
打合せのための訪問、工事中と、様々な心遣いをいただきました。
印象に残った心遣いをいくつかご紹介します。
① 海の近くで真夏の工事:休憩タイムはリゾート気分
海の近くの1戸建てでキッチンリフォームをしたときのことです。
奥様は芝生の庭にビーチパラソルとテーブルセットを設置しました。
いろいろな種類のドリンクが入ったクーラーボックスを置いて、職人さんたちが自由に休憩できるようにしてくれました。
このときの職人さんたち、本当にいい顔をしていました。
② 意表をついたおにぎり
2ヶ月間にもわたる在宅でのリフォーム工事。
お料理上手の奥様は、あるとき10時の休憩に小さなおにぎりと自家製のぬか漬けを出してくれました。
朝が早い職人さんは10時にもなると結構お腹が空いているもので、喜んでいただいていました。
③ 気持ちが暖まる、1杯のコーヒー
しんしんと冷える真冬のリフォーム。
年配の大工さんがフローリング貼り工事を終えたときにはとっぷりと日が暮れていました。
閉めた扉の向こうからコーヒーのいい香りが漂ってきて、片付けが終わって帰りの挨拶をしようというときに入れたてのコーヒーを出してくれました。
きっと、こちらの様子をみていてくれたんだな、と思わせる絶妙なタイミングで出されたコーヒーを、職人さんは本当においしそうにいただいていました。
まとめ
家のリフォームをするということは、短時間であれ初対面の職人さんと一つ屋根の下で過ごすということになります。
できれば職人さんといい関係でいたいもの。
そんなときに、ドリンク1本手渡すという行為によって場が和むこともあります。
でも、気にしすぎると逆に職人さんの負担になってしまうことも。
全く出さない人もたくさんいます。
だからといって工事の手を抜くということはありません。
どちらが職人さんにとって仕事がやりやすそうか…そんな思いやりが一番の心遣いですね。
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